今回は最近話題のこちら、「AI幹事」を紹介させていただきます!
マルチモーダルをかなりうまく活用した例だと思いますので、ぜひ読んでみてください。
今回参照した記事
https://www.gatebox.ai/aikanji
https://0115765.com/archives/78879
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2407/21/news065.html
◼︎AI幹事とは
キャラクターホログラム装置などを開発するGateboxが開発したサービスで、人間の感じが行うような気の利いた振る舞いをそのまま行なってくれるようです。
飲食店のテーブルにタブレットがあり、そこに写っているキャラクターが幹事さんです。
具体的にみていきましょう。
追加注文の提案
これまでの注文や減り具合などをカメラで判断し、状況に応じて追加の注文を提案してくれるようです。
さりげなく「そろそろ飲み物を追加しませんか?」など提案してくれるようで、客は店員を呼ぶ手間が省け、会話の流れを中断することなく注文できるとのこと。
乾杯の挨拶
これはそのままですが、動画 (公式) が非常にユニークなのでぜひご覧ください😆
実際の感じのようなセリフを喋ってくれています。
グラスの空き具合を見ておかわりを提案
マルチモーダルならではですね。どのグラスが空いているか判断し、おかわりを提案してくれるとのことです。
注文しにくい、気が引ける、といった方がいたら、意外に重宝するかもしれません。
キャラクターカスタマイズ
タブレットに映る幹事さん、同じ見た目ではなくカスタマイズできるようです。
和風なお店、イタリアン、中華、などお店の雰囲気はバラバラですので、それに合った見た目にカスタマイズできるのは素晴らしいですね!
◼︎背景の技術
今回のAI幹事の開発の背景にあるのは、重ねてになりますが「マルチモーダル」です。
(出典:https://www.nttdata.com/jp/ja/trends/data-insight/2021/1101/)
シングルモーダルの時代には、音声は音声、画像は画像、テキストはテキストで処理していたものが、複合的に認識・処理できるようになりました。
そして「GPT-4o」のリリースでそれが一般層に広く普及できたのがかなり大きかったのではないでしょうか。
以下、公式より引用
最新の生成AI(GPT-4o)を活用することで、カメラを通じてグラスの空き具合や注文状況をリアルタイムで把握し、タイミングを見てAIが能動的に追加注文を提案します。
また、GPT-4oといえば音声対話がかなり迅速になりました。
この「AI幹事」、幹事としての役割だけでなく、一人で来店したお客さんとのサシ飲みもそつなくこなすようになるのは明白でしょう。
一人焼肉ならぬ “一人居酒屋” のようなものが流行ってくるかもしれません。
まとめ
マルチモーダルの普及により、可能性が大幅に広がりました。
今回紹介した「AI幹事」は、大量に考えられるサービス・テクノロジーの一つに過ぎないと思います。
新しく出てくる技術により何ができるようになるのか、想像を働かせるのが非常に楽しい世の中になっていますね。
今後も気になるトレンドなどを記事にしていきますので、お読みいただけますと嬉しいです。
今回もお読みいただきありがとうございました!